覗いてみましょう、水曜組手部いのちゃん(猪俣先生)組♪
各々が少しづつ成長しています。
この日のラスト10分の対人組手練習は、見学していた親さんたちも、その勢いに驚いていたご様子。当初と比べて気持ちが乗ってきました。心と身体はつながっている証ですね。
ただし、「試合に勝つこと」が生徒たちの目標だからこそ、猪俣先生は辛口です。
本来の力を発揮するための地道な努力の大切さ。数々の試合そして実績を残してきた猪俣先生だからこそ、先生の染みついた精神空手道が背景にあります。
今行っている目の前の稽古や練習にどれだけ集中できるか。
主体的に行動できるか。(自主練)
勝つ人は、勝つべくして勝つ。スポーツ、仕事においても同様のことがいえるといっても過言ではありません。そんなことを考えながら、仕事の打ち合わせ後フッと引き寄せられた近くの神社へ。
家族そして誠道館生徒たちの健康と克己心成長をお参りし、境内を背に歩いて…そして右手に目を向け、おひとり様ゲートボール練習をしていた見知らぬ女性と話す。
穏やかな表情そして優しく柔らかな口調の老婦人。その彼女が、チーム戦のゲートボールで自分が一番下手だから皆に迷惑をかけている、だから練習している、と。
「私がうまくなれば、みんなが喜んでくれるでしょ」
「自主練なんて…可笑しいかしら」
「ただ、できないと悔しいし辛いし」
「暗い気持ちで過ごすことになるから」
「ちょっとでもできるようになると、嬉しいわよね」
「いつものご飯が美味しくなるでしょ」
「温泉でわぁって手をあげちゃうし」
「おばあちゃんだけど、努力はずっとしてゆきたいわ」
「恥ずかしい話よね」(笑)
「夢が大きければね、努力しなくちゃね」
人生は、出会うべき時に出会うべき人と出会うものですね。
30年後、私もここで、空手道の自主練だ。
その時は、成長した生徒たちにも付き合ってもらいましょう。